目標への道すじ
・私は民主主義を標榜する社会の一員として存在している。
・そして此処から旅立とうとしている私がいる。
・私はドコへ・なんのために旅立とうしているのか?
・そう考えるとき、目的地を挙げることになる。
・すなわち好い所です。
・旅の目的は人毎に異なって好いというのが民主主義思想の持ち味です。
・なかには「旅することが目的」と云う人がいてもいい。
・そして私の旅にも目的地はある。
・だがそれが何所なのかは私自身にも明らかでない。
・それで仮の目的地(=目標)を挙げることになる。
・あなたは好い所をご存知かも知れませんね。
・私の想像だと「あなたの好い所」には夢・希望があると思う。
・それは私のと似ているが、全然異なるかも知れない。
・それで必然的に道筋を確認することになる。
・宮澤賢治のグランド電柱にも夢・希望を持てない人はいた筈だ。
・落伍者の烙印を押された人は詰らないのでなかろうか。
・だから落伍者が出ない目標・道筋が私には好ましい。
・出発時点は誰もが夢・希望にあふれている。
・旅の途中で不幸に苦しむ人が生れたら私は面白くない。
・そうならない用心に次のキーワードを持って来なければ‥です。
グランド電柱
このブログ名「(ground)グランド」は宮澤賢治の詩グランド電柱から戴いてきました。検索すれば直ぐに出てきますし、「春と修羅」のなかに含まれている詩ですからご存知の方は多いと思います。ともあれ私なりの受けとめ方を次へ簡単に述べておきます。
薄(すすき)の赤い穂で検索すれば「イネ科の一つ」と私でも分ります。米は美味しくて大人気‥ですが地域ごとに食べる物は異なる。ミレーの落ち穂ひろいの絵は麦文化圏のモノでしょうが、賢治の詩の雀はイネ科薄(すすき)を目印にして集ってきたようにも思えます。もしか薄の野原に接した畑に群がっているのかも知れません。
賢治の領分(りょうぶん)に入りこんで掠奪(りゃくだつ)している雀を詠んだのか否かは私には分らないが、領分は誰かの勢力の範囲であれば他の者が入るのは憚(はばか)られる。ともあれ生きるしかなくて集って拾っている存在‥落ち穂ひろいの女性たちであり、グランド電柱の雀ってことになる。
落ち穂ひろいは畑を持たない貧しい村民たちが生きていけるように地主が認めている西洋文化の一つだったらしいが、(この詩に依れば)雀のほうは掠奪行為と見なされているようだ。女性は女飯(おみなえし)で表現される食料しか食べられなかった頃を思うに、賢治が生きた時代にはナニを食べていたか‥。
ま、こんな詩を詠んでいたら宮澤賢治でなくても余計なことをしやがってと恨まれたり・嫌われるかも知れませんがその確実なところは私に分る筈もありません。ともあれ女性に限らず誰にも他の生き物にも生きることは真剣勝負に違いありません。だからどうする?って知恵を絞っている生き物だよね。
グランド電柱
あめと雲とが地面に垂れ
すすきの赤い穂も洗はれ
野原はすがすがしくなつたので花巻 グランド電柱 の
百の碍子 にあつまる雀
掠奪のために田にはひり
うるうるうるうると飛び
雲と雨とのひかりのなかを
すばやく花巻大三叉路 の
百の碍子にもどる雀
(ground) グランド🌌🐈
ごあいさつ
規範とすべき約束ごとはドコでも(管理人エミールが運営するこの猫星でも)無しでは済ませられません。この「絶対に必要な約束ごとを誰か・他人に委(ゆだ)ね・任(まか)せて良いだろうか」と考えたことで私は面倒なことに人生を費やすことになった。
ま、愉しく・充実した日々を過ごせている状態であれば私に不満は毛頭ありません。ともあれ、何も知らないところから手探りで進んでおる私としては先人の知恵・知識を頼みとするしかない。それらの知恵に学んだ分だけ目先が開いていくのを覚えます。
学んだことを少しずつでも整理できていればイツか何とかなるかも‥と、こんな調子ですから呆れてしまわれる方は多いでしょう。仕方ない・手伝ってやろうとでもお思いになられたらお好きな角度から切り込んでいただけると有難くぞんじます。
それではよろしくお願いもうします。<(_ _)>